「ダメだし」した側なんですが
常用漢字表に「淫」とか「賭」といった字を入れる入れないで、偉い委員のみなさまが揉めているらしい。一応私も「こんな漢字を入れるのは不適切だ」と主張する側に立つべき人間なんだけど、実際は違う。
そもそも文字が生まれるには、表すべき何かが存在していたはず。話題になっている字も、人間が時には「淫」らな気持ちになったり、何かに「賭」けてみたくなったり、誰かを「呪」いたくなったり、素敵な「艶」っぽさを感じるからこそ生まれたはず。それを否定するのは、人間の情感を否定することにならないだろうか。
確かにおおっぴらに語るような意味ではないかもしれないが、だからといって「子どもに教えない」というのはどうかと思う。それとも、教えたら子どもが安易なセックスに走ったり、ギャンブルに狂うようになるのだろうか。そんなことも阻止できないほど、今の教育現場は自信がないのだろうか。私はそうは思えないのだが。
どうもこの手の意見は子どもを純粋培養しよう、としているようで好きになれない。少々の雑菌にもへこたれないような人間を作るほうが、よっぽど大事なんじゃないの?
























